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[学び]  2009/04/22/15:58

・・・なんだか、どっかの自己啓発系の本に書かれているようなタイトルだけど。(´・д・;)

昨日の着付け教室では、京都に伝統的に伝わる西陣織の手機職人、勝山さんが講師としていらっしゃいました。
勝山さんの工房は、蚕を飼って糸を作るところから、染色、デザイン、機織り、すべての工程を自社で行っている、まさに匠の世界。そこには『ものづくり』における創意工夫と、文化や技術を守り次世代に伝えていきたい、という熱意に溢れていました。

とはいえ、現実的には、手機での織物は、総売上の30%程度。
効率化が優先される現代では、手機でしか表現できない風合いや、軽くて締めやすいという心地よさ、一点ものという価値よりも、安価でリーズナブルなものが求められているため、機織りのほとんどは機械に依存しているそうです。



勝山さんの工房では、繭を「塩蔵」という方法で保存しています。
現代では、130度の熱風で6時間乾燥させて殺蛹し、保存する方法が主流ですが、
繭を塩漬けにし1週間密封して殺蛹することで、絹糸本来の風合いと艶を引き出すことができるのだそう。
この「塩蔵」という方法。一度は絶滅してしまった技法だそうですが、
着物のさらなる着心地の良さや、艶やかさ、軽やかさ、自然との調和を追及していく中で再発見され、浸透しつつあるんですって。・・・でもフツーの着物の約7倍のお値段がっ!!(; ̄ー ̄A

勝山さんの帯で特徴的なのは、袋帯の上下が輪になっていること。
縫い合わせず、輪にして織っているのです。
だから、デザインは裏表逆に織るんですって。しかも仕上がりは織りあがった後にしか見られない・・・って。とにかくスゴ技なんですよ。このお話を聞き、いつか京都の工房へ見学しに行くことを決めました。(´∀`*)

そして、勝山さんは、とかくデザインにこだわりがあって。
すべてのデザインにストーリーや願いが溢れているんです。
目を見張ったのが、イスタンブールの壁画を題材にしたデザインやギリシャ神話がモチーフになったデザイン。アフリカの王宮の壺に描かれていた絵だとか、西の白虎や東の青龍といった諸外国の文化が融合されていること。しかも現地に赴いて直接ヒントを得てきているんです。
また、「月から脱出したうさぎが、本当は月に戻りたがっている」というメッセージを表現したというデザインもあり、とてもオリジナリティーを感じました。

私は職人なので、説明とかそういうのは下手なもんで・・・

ものをつくる人って、よくそんな風におっしゃるんだけど。
実際に、作品について伺ってみると、誰よりも顔が輝いていて、その作品に込めた思いを表現できて、そのモノの魅力が一番に伝わるよね。それって、言葉の使い方や分かりやすさなんかじゃなくって。なんていうか、想像をかきたてるような臨場感とか、共感できる思いとか、そういうのがある。
それって、作り手以外には話せないよ。
だからかな。
「ものづくり」に携わる人はすべて作り手であってほしいし、自らその魅力を語ってほしい。
思いがあって作ったものなら、伝えられないなんてこと、絶対にないんだから。

すごく個性的で品格のある手織りの帯。
ほいほい買えるような値段じゃないから、『いつか』欲しいなァーとは思うけど、
このままでいくと、近いうち(4、5年くらい)には絶滅してしまいそう。。
自分は買えないけど、伝統はなくならないでほしいなんてジレンマだわっ。
なんか、シェアリングとかレンタルサービスとかで切り開けないかしらっ。

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コメント[ 1 ]  TB[ 0 ]
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Rg
「あたしの注文した柄じゃない」ってトラブル解決の為に先週勝山に行ってきました・・・。
【2009/04/26 16:57】| | あ [ 編集する? ]
Re:無題
京都の工房?
駅から凄く遠いみたいですね!最近、あさんの仕事がとても魅力的に見えてきました(笑)
【2009/04/27 08:16】
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